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翻訳: Takamasa Omata / 小俣貴雅
校正: Masaki Yanagishita
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お腹がグーと鳴って
痛むような空腹を感じます
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胃腸が引っ張られ
食べ物を求めて 悶えています
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空腹感は 強力な 時に不快な
身体的感覚を引き起こします
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無視することは
ほぼ不可能です
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この空腹感に任せて 朝ご飯に
パンケーキをたらふく食べた後は
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真逆の感覚を感じ始めます
満腹感です
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しかし実際 体はどのようにして
満腹状態を知り得るのでしょうか?
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満腹の感覚は 食べ物が
口から食道へ移動するときに
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始まります
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胃に到達すると 徐々に
胃の中の空間が埋まり
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結果 胃壁が伸長し
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風船のように ゆっくりと
引き延ばされていきます
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複雑に胃壁の周囲に張り巡らされた
たくさんの神経が
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この伸長を感じ取り
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迷走神経を通して
脳幹と視床下部に伝達します
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食べ物の摂取量を制御する
脳の主要部分です
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しかしこれは 脳が満腹を知り得る
材料の一つにすぎません
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胃が水でいっぱいに
なったところで
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満腹感は長く続きませんからね
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また脳は 消化器系の至る所にある
内分泌細胞によって作られた
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ホルモンとしての化学的伝達物質を
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考慮に入れます
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内分泌細胞は 消化管や血流内にある
特定の栄養素の存在に反応します
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食べ物の消化とともに
徐々に増えていく栄養素です
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ホルモンが分泌されると
血液によって運ばれ
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最終的には脳の視床下部に
到達します
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20を超える消化管ホルモンが
私たちの食欲に関係しています
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コレシストキニンが一つの例で
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上部小腸にある細胞が
食物に反応することで作られます
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これが 視床下部に到達すると
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食べ物を口にしたときに得られる
報酬の感覚が減少します
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すると 満たされたという感覚が
湧いてきて
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食べるのをやめます
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コレシストキニンには
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胃から腸への食べ物の移動を
遅らせる作用もあります
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これにより 一定時間の間
胃がさらに広がるので
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満腹になりつつあることを
体が実感します
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早食いした時と比べて
ゆっくり食べた時のほうが
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満腹感が得られやすい
というのは このせいです
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早食いすると 体の状態を
認識する時間がないのです
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栄養素と消化管ホルモンが
血中に入ると
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すい臓のインスリン分泌を
刺激します
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インスリンは 脂肪細胞を刺激し
レプチンという別のホルモンを作らせます
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レプチンは 視床下部にある
ニューロン集団の受容体と結合します
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視床下部には 空腹感に関して
重要な役目を持つ2組の神経細胞があります
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1組は 特定のタンパク質を作り
分泌することにより空腹感を生じます
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もう1組は 空腹感を抑制する
一連の化学物質を作り出します
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レプチンは 視床下部にある
食物摂取を促進する神経細胞を抑制し
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同時に 摂取量を抑制する
神経細胞を刺激します
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この時点で あなたの体は
最大の満腹感を得ています
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ホルモン 迷走神経 脳幹
視床下部の様々な部分での
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ホルモン 迷走神経 脳幹
視床下部の様々な部分での
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ホルモン 迷走神経 脳幹
視床下部の様々な部分での
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絶え間ない情報交換を通して
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脳は あなたが十分に食べた
という信号を受け取ります
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研究者らは
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いっそう長続きする満腹感を得られる
食べ物があることを発見しました
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例えば 茹でたジャガイモは
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空腹感を最も満たす食べ物の
上位に位置付けられます
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一方 クロワッサンからは
満足感がほとんど得られません
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一般的に タンパク質 線維質
水分の含有量が多い食べ物ほど
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空腹を長時間抑える
傾向にあります
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しかし 満腹感は
永遠には続きません
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数時間経つと 腸と脳は また
コミュニケーションを始めます
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空腹状態の胃は グレリンのような
また別のホルモンを分泌し
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視床下部にある
空腹感を引き起こす神経細胞が
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活発になります
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結局 うなる空腹の獣は
再び目を覚ますのです
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そして幸運にも 私たちには
頼れる対抗手段があるのです
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